コヨリ編みによる千筋の矢筒が編み上がりました。編むのはものすごい手間がかかりました。何年もかかりました。コヨリ編みは、同時に他の仕事と並行してできないことが難点です。ずっとかかりきりになってしまいますので、値段と手間を秤にかけると全く割に合わない仕事といえます。この仕事もそのうちなくなってしまうのではないかと思います。ただ、千筋の矢筒は軽いのが長所です。中子と合わせた重さが180グラムです。漆をぬって完成させてもおそらく200グラムちょっとだと思います。この良さをわかってくれる弓道人も少なくなってしまいました。値段も高いですからね。

posted by 漆弓具工房 at 08:01|
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こより編み矢筒
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